Panda In Closet

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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明け方のシャッターの音が
物思いに終わりを告げる
また生活に追われるのだ
冷えきった命に追われるのだ

厳しさはどこか蠱惑だな
僕らを殺すのだ

なんでもないって
隠すのが得意ならば
そんなもんだよ
僕らが歩くこの街は
そんな風に思えたなら
書かなかっただろうな
こんな歌を僕は

道路で潰れた誰かの夢
飼い主は今や引きこもりか
流行りの靴に踏まれ埋まれ
明日は我が身こそ野垂れ死に

悄然たる夢、与太話
黙れと怒鳴ってる

怯懦な僕らは
悪辣に糸目もなく
欺瞞だらけの
教科書、道徳に騙され
それを恍惚と揶揄する騒がしい朝に
ドアを叩かれてる

なんでもないって
隠したまま部屋を出る
そんなもんだよ
だれも何かしら怯えている
だからせめて優しくいたい
あなたにだけは
今日も僕は余所行き

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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ひび割れた外壁によりかかった
何かの残骸が綺麗だ
あの場所に似つかわしくなかった
僕らは二人で逃げ出した

少しだけここで休もうか
終わらせる恐怖への抵抗
ほんとのことを言えないのは
僕らが大人になった証拠

なにがなんでも守りたかった
何者でもなく陳腐な僕を
傷だらけの足を引きずって
もう少しで楽になろう

覚えてないのはいつからだろな
覚えてたいのはいつからだろうな
落とし物はどうせ見つからないから
一緒にいこうよ

本心を埋める後悔が
心の余裕も埋めてった
苦労してつけたあの炎
もったいないからと見てた

もう少しここで休もうか
苦しくて吐き出した本音
ほんとのことを言えたのかな
何がほんとか僕も知らない

風が凪いだ街を見下ろして
二人並び黙ったまま
話さなくてもいい気がしてた
きみもきっと同じだろ

覚えてないのはいつからだろな
覚えてたいのはいつからだろうな
お気に入りの歌はちょっぴり遠くて
聴きたくなかった

みんなの叫び声がやんでく
僕らはそれを見下ろしている
ここで僕ら座り込んだまま
炎が消えるまで待ってた

悲しくないのはどうしてだろうな
寂しくないのはどうしてだろうな

ひび割れた外壁に寄り添ってる
二人分の影が綺麗だ
もう少しここで休もうか
もう少しここで話そうか

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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幼かった彼は
どうしてもミルクが欲しかった
たくさんの中でも
一番安いものを盗った
彼の手を取り
響く怒号と圧迫は
初めてじゃない恐怖を
また彼にくれた

あれこれ考えてみたって
そんなのわかりきっていた
彼自身がわかってたんだ
でもこうする他なかった
だから瞳が潤んでった
そんな彼の話

雨に隠れたままで駆け出した
ただひとつの命を守りたくて
濡れた
傘もないから
小さな命に
身体を被せ泣いた

男は彼に ミルクを買い与えていた
走り去った彼の
背中も見ずに謝った

あれこれ考えてみたって
正しさなんて法律の担保
何度だって、考えなくちゃ
怖さはもちろんあったが
話は疑わなかった
そんな彼の話

雨に隠れたままで駆け出した
人の優しさに初めて会った
濡れた
頬が濡れた
彼の大事な友は命を繋げた

確かに彼は
過ちでなく正しさを知った
このあと彼がどうなるのかは
僕も知らない

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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壁を伝うヘデラ
焦げ付いた部屋で
窓際のホコリを払うと
光って消えた

頑張り続けた彼
このアパートで見つかった
夏の朝のことだ
湿気たゾルピデム

生きていくということ
死んでいくということ
夏の朝にカラスが
ひとつ鳴いて飛び立つ
でもまだ なぜかまだ
その声を聴いていたくて
窓から行方を目で追った


今冬は冷える
匙投げた彼は
この冬の冷えこみをずっと
知らなくて済む

生きていくということ
死んでいくということ
オーバードーズなんてと
思いながら握る薬
でもまだ 何故かまだ
この温みを持っていたくて
窓を閉め
君の死んだ場所を探す


なんできみだろう ぼくだろう
疲れ果てたのだってさ
おまえらの顔をはかってばかり
なんでなんだ なぜなんだろう
きみがこうなったの
なぜだろう
ぼくはなんで
ここに来たんだっけ

生きていくということ
死んでいくということ
夏の朝にカラスが
ふたつ鳴いて飛び立つ

生きていくということ
死んでいくということ
オーバードーズなんてと
思いながら握る薬
でもまだ なぜかまだ
ぼくは涙の隙間縫って
行方を目で追う
だけどまだ なぜかまだ
この温みを持っていたくて
生きてると思いたくなっていた

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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かろうじて繋がった生活が
朝の空腹に負けてほつれた
ことなかれ主義の天気予報
きっと明日の雨も止められぬ

本当に疲れたあの子は
良い明日を思うこともない
流されて掴んだ夢はもうあの時と違った

認めたくないことばかりだ
だけど僕らはここを走るしかなくて
何度だって噛みついてやるから
負け犬が問う
雨はもうやみますか

換気扇の下で小さく
背中丸めて煙草を吸ってる
取るに足らない人生なら
なぜ舌打ちが部屋を飛び回る

言葉が多いのはきっと
無知を隠したいから
死にたいくらいの衝撃は
きっと僕をまた走らせる

讃えられていたヒーローは
現代ではもうただの殺人鬼
簡単に世間は他人を殺す
僕らの周りを疑って

認めたくないことばかりだ
だけど僕らはここを走るしかなくて
何度だって噛みついてやるから
負け犬が跳ぶ

やりたくないことばかりだ
だけど僕らはここを走るしかなくて
死にたいほどの力があるから
負け犬は跳ぶ
明日は晴れるから

作詞：あすけ、saki / 作曲：あすけ

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自分は特別だと思った
夢は生活を圧し潰した
嫌なことはもう忘れたと
ぼやくあなたの顔は嘘だった
歌を歌うのは楽なのに
歌を聴かすのは難しくて
バイトサボって河川敷
水面に月が映るまで黙ってた

しゃがみこんで見つけたものは
誰かが落とした不要な産物
燻った振りが上手いのは
これまで生きてきた絵空事だろ
ゴミ箱に投げた紙屑が
あぶれた僕みたいに落ちた

いっそ
死んでしまえばいいのに
死んでしまえばいいのに
奢侈品をかき集めてさ
死んでしまえばいいのに
死んでしまえばいいのに
神様は見ていないよ、終わった

あなたは別に特別じゃなかった
夢は生活を圧し潰した
忘れてしまいたいことほど
深く脳裏に刻まれていた
誰かのためでもないくせに
あたしのためにもならなくて
真面目な振りして最低の人間になっても
愛されたかった

何となく生きてきたつもりも
本気で生き抜いたつもりもなくて
何にもなくて何にもなくて空っぽでさ
それなのに何かが欲しいとか
大それた願いだったんだ

それでも
一緒にいれたらいいのに
一緒にいれたらいいのに
最初から強がってバカらしくて
一人になんてなりたくない
一人になんてなりたくない
神様と目が合って逸らした

誰からも見えないところまで
逃げるなんてずるいよな、ほんと

あなたのこと
見てない振りしようとしていたんだ

いっそ
死んでしまえばいいのに
死んでしまえばいいのに
奢侈品をかき集めてさ
死んでしまえばいいのに
死んでしまえばいいのに
神様は見ていないよ、終わった

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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履き潰した愛想笑いを
蹴り飛ばしたんだ
ベッドに伏せて
ふらついた脚を休めたら
ため息が3つ
大きな理想は
吐き捨てられたガムのように
潰れて排水口に詰まっている
流れず溜まる膿
さぁここで待ちぼうけ

是非もなくこうやって
きみを待っているんだ
きみが笑ったら僕も笑って
そういう明日がほしかったんだ
嫌でも汚れた空は遠く

圧し殺した高架下
ぶら下がり影を伸ばす
せせら笑いが同化した
ウソみたいな顔がずっと流れてく
待ちぼうけなんてもう慣れたなんて
嘘までついてそれでもまるで
よそいきの少女
泣く、黙る、泣く、埋まる
まだここで待ちぼうけ

是非もなくこうやって
きみを待っているんだ
きみが泣いてたら僕が歌って
そういう明日がほしかったんだ
いっそ虚しさで本能崩壊

くだらない饒舌を
二度とない衝撃を
そこに死装束を
とうに消息は不明

是非もなくこうやって
さぁ狂っていこうぜ
ぼくが笑ったらきみが泣いている
そういう明日が今日だったんだ
明日もきっと繰り返して
ぼくが歌ったらきみが笑って
そういう明日を待っているんだ
ほんとどうにかなってクソみたいだよ

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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寝る前に読んでいた本閉じて
その全てをいま反芻してる
明日は誰にだってやってこない
何も持ってくものはない

今日が最期の日って思っても
どうせ濁流に呑まれる僕ら
目を閉じた先にいつも憂鬱
なのにやめない、なのにやめない
当たり前にやってきた明日が
もう僕の前にはやってこない
この白い部屋からは出られない
だけど

もしも僕の声が出なくなって
そして僕が僕じゃなくなって
でもこうして歌った言葉は
覚えていてほしい
明日この毎日が終わっても
僕は確かにここに在ったから
僕がこれを書いてる横で
あなたの幻影が笑った

眠れたのかどうかさえ分からない
ベッドの横に吊るされた小瓶
まだ残ってたのかって考えたって
頭は狂ってく

三文銭を握った今日の晩
寝相が悪い僕は落としてる
舌打ちがどこからでも聴こえる
なのに見えない、なのに見えない
当たり前に毎日いたあの子
青いマフラー巻いて横にいる
どうせ現実じゃない、分かってるんだって

もしも僕の声が出なくなって
そして僕が僕じゃなくなって
でもこうして歌った言葉は
覚えていてほしい
明日この毎日が終わっても
僕は確かにここで歌ったよ
最期に何か言おうとしていた
君の声はしない

いつか僕があなたから消えたって
本当に僕じゃなくなって
でもこうして歌った言葉は
覚えていてほしい
いつかあなたが死にたくなったら
その時のためにここに遺すよ
どれだけ這い蹲り喚こうが
どうか生き延びてほしいんだ

明日この毎日が終わっても
僕は確かにここで歌ったよ
最期に何か言おうとしていた
君の声はしない

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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A sandbox in a children's park.
Unhappy happiness, a corpse-like body.
I hold on to silence.
I had nothing to do or say.
Good-bye.

A lot of bad things.
A lot of fun stuff.
I have one, but I can not move.
It was too cruel not to be hurt.

Not want to think about anything.
Not want to think about anything.
I want a strong wind.
Let us go far in flight.
Anytime (Anytime), another step (another step).
No...
Tell me what to do about it.

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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気付かぬうちに　もうなくなっていた
最後のムスクが鼻につき
苛まれていく 迷いこんでいく
どうしても時は戻らないの

一度話して離れ
数えきれない傷をつけて
今となってはどうでもいいな
叶う叶わぬさえも

あなたへ
向かって叫んでいた嘘だらけ
走馬灯のように　ぐるぐると回る空は
今日も青かった


いつかの言葉思い出していた
途方に暮れる程の罪悪感
飼い殺されて　迷いこんでいく
どうしても生きるしかないから

思惑はここに幽閉
どうせ言ったって笑うだろ
今となっては見たくないほど
悲しく微笑むから

あなたへ
向かって叫んでいた綺麗事
苦衷際限なく命を染めて
あとは泉下を待つだけ


さよなら
ここから僕は手を振っておく
まだ先の見えぬ終わらない道を
僕はどう歩けばいい

あなたへ
向かって叫んでいた嘘だらけ
あのとき最後に微笑んだ顔よ
どうかきっとお元気で

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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線香花火が懐かしくて
あの頃は縁側に座ってたな
今ではそんなものは無くなって
室外機がただ震えてる

僕らには街が全てだった
ありつけたジュース取り合って
今ではいくらでも買えるのに
今ではどうしても

この夜が明ける頃に僕ら
また引き戻されていくんだろうか
遮光カーテンが最後の砦
誰も入らない　誰も入れない
夜が明ける頃に僕は
またこの目を瞑って夢さえ蹴って
僕だけは変われないよ　僕だけは
すぐに出してよ


線香花火が懐かしくて
あの頃は縁側に座ってたな
感傷に浸ること数分
確実に溜まる吹きだまり

「友達だった」そんなのが増えて
窓際で日焼けしてる「牡丹雪」
投げ捨てられてる煙草のフィルター
無視される歓楽街のドレス
いつからこんなに汚れたんだっけ
いつからこんなに汚れたんだっけ


この夜が明ける頃に僕は
また引き戻されていくんだろうか
遮光カーテンが最後の砦
誰も入らない　誰も入れない
夜が明ける頃に僕は
またこの目を瞑って夢さえ蹴って
逃げ出した分だけ　差し迫る今に
おやすみを言おう

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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Insane. Crazy.
And she was laughing.
There is no talk at all. But...
It is not there.
I have not seen her getting angry.
Everytime is so.
She was a good girl.
The fact that this is trivial.
She's rubbing a facial bruise.
What is unusual？
It would be good by and by and by.

部屋の外までは
届かない叫び声
いつだって誤魔化して
憚ったあの夜を
何も言えなくて
伸ばした手は灰になる
いつだって　いつだって
もう君はここに居ないけれど


She tried to fly. And she was laughing.
There is no talk at all. But...
It is not there. If it flies, it falls.
She was looking for a way out.
At that time.
She was a good girl.
The fact that this is trivial.
She's rubbing a facial bruise.
What is unusual?
It would be good by and by and by.

空が綺麗だよ
打ち付けられて響いて
いつだって誤魔化して
憚ったあの夜を
何も言えなくて
冷えきってたアスファルト
いつだって　いつだって
もう君はここに居ないけれど


空が綺麗だよ
乾いた音が響いて
いつだって誤魔化して
憚ったあの夜を
何もできなくて
ほんとは手も出なかった
いつだって　いつだって
もう君はここに居ないけれど


空が綺麗だよ

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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どうにもなんないなんて
そんな死んでも書かないなんて言えず
汚い顔も晒してないで
クソみたいな嘲笑を送ろう
考えなんて無いからって
そんな簡単なことも分からない
罪人にいくらでもすがりついて
言い訳のための材料探し

ピグマリオンによる効果なんて
人格障害の種だって
言い張っても誰も認めないから
少なくとも腹に隠してる
自己愛的な人格の障害
何より悪質なこれっぽっち
最終的に分かったものは
知らない、知らない

昨日眠れなくて
今日もどうせ眠れなくて
明日もどうせ眠れなくなるから
こうしてここに立っています
できないのは僕じゃないんです
責任は僕ではないでしょう
不完全な完壁主義的な
出来損ないのままで、生きてく


いつだって完璧だった
今までもこれだけでよかった
実はただの器用な貧乏が
どうにかここに立っています
こんな風に叫ぶように鳴いて
偏った正義に呑まれて
不完全な完壁主義
つまり自分の亡霊に、囲まれる

どうにもなんないなんて
そんな死んでも書かないなんて言えず
本当のことは裏側に置いて
知らん顔でひたすらに書き足す
経験が科す老人の話に
実はなんの価値もないと知る
誰を疑えばたどり着けるの？
知らない、知らない

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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朝焼けが妙に綺麗だから
僕はとにかくカーテンを閉めた
人を呪ったらどうなんだって
試してみたいという言い訳

堕落してった生活はもう
侘しさと忘却の塊で
悪臭の溜まる貯水タンクさえ
吐瀉物と呵責を洗い出す

他人の呵責、耐えきれずに嘔吐する
汚い自分にうんざりしてさ
振りかざしてくる正義は迷惑
出口のない部屋で　抱えた膝
最後までいて、あなたに会いたい
モラルなんて、すぐ燃やしてしまえ


朝焼けが照らすスラム通り
僕はとにかく吐き気が止まらない
人を馬鹿にしたらいけませんって
おまえがもう既に馬鹿にしてる

欠落したのは適応力
潤沢なのは妬みと疎外感
換気してない部屋の中で
悟ったつもりの本の山

他人の呵責、耐えきれずに嘔吐する
汚い真実にうんざりしてさ
振りかざしてくる正義は迷惑
出口のない部屋で　どうせ死ぬ
最後までいて、あなたに会いたい
ごめんなさい、殺してもいいですか

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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めまいは日常的になり
コンビニの灯りが回ってる
綺麗な道を歩いてたのに
いつしか足は汚れてた

友達なんていない
その跡があるだけ

薄暗い部屋に帰り
この孤独に揺れるだけ揺れて
全てを捨ててぐちゃぐちゃにした先に
何がある


机は落書きで溢れ
ちぎられたノートには僕の顔
いつからこうなったんだろうとか
いらない昔を振り返る

友達なんていない
その跡があるだけ

薄暗い部屋を出る
綺麗なナイフだけ手にもって
全てを捨てて
ぐちゃぐちゃにしたくなって
君を待つ


友達なんていない
その跡があるだけだったんだ
君こそ僕のすべて
積年を述懐しよう

薄暗い部屋に帰り
この孤独に揺れるだけ揺れて
聞こえるサイレンの音が大きくなった
始まった

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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忙殺してた僕の言い訳が
無駄に今、残る

葬儀の列に並んだ
喪服の袖を少し捲る

思考も枯れ果てて
やつれた僕の身体　まだ残る
地獄よりも地獄的なこともあるな
今、わかる

浮かんで　今、飛べたらな
後悔で今でも遺影が霞む
見えなくて


こんな僕を殺して
何度でも殺して
恨まないから殺して
いっそこの場でそうさ

急いで　今　僕の心　壊せ
急いで　急いで　急いで


急いで　今　僕の心　壊せ
急いで　今　僕の声を　壊せ
何でこうやって叫んだって
君には届かないの
急いで　殺して　急いで

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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眠れなくて絵を描いた夜に
全部投げ出したくなってテレビをつけた
絵描きのドキュメントに心を奪われて
思ったことは僕にもできるってこと

頭抱えて掻きむしって夢に落ちていく

世界が悪いと
いつも逃げ出した
お絵描きしていた
真っ黒なキャンバスに
君には分からないと
自慢気に嘯いて
自分を守ってた


夜が来たら絵を描けばいいだろう
好きなんじゃなくて楽だっただけだ

頭抱えて掻きむしって夢に落ちていく

わからないものが芸術だって
思い込んでいた
お絵描きしていた
空っぽのただの逃げ道を
君には分からないと
自慢気に嘯いて
僕すら分かっていなかった


分からなかった
知りたくなかった
思い知らされていた

分からないものが芸術だって
思い込んでいた
お絵描きしていた
ただの遊びだった
気付いた今では
恥ずかしくなった
これから絵を描こう

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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夢見てたことばかり
信じてたことばかり

国道沿いのアパートで過去に浸る
今の僕は鏡さえ見れない

いつか消えてしまおう　煙のように
きっと迷うんだろう　燻るタバコ
ここで終わったんだ
思い出せない　思い出したくない


諦めたことばかり
背を向けたことばかり

泣くなら泣いていいという綺麗な歌は
吐き気だけ僕に与えて終わる

そんな歌は要らない　僕は要らない
きっと誰かのための歌なんだろう
ここで終わったんだ
思い出せない　思い出したくない


いつか消えてしまおう　煙のように
きっと迷うんだろう　燻るタバコ

始まりなんて無い
思い出せないよ　あぁ

いつか消してやろう　また考えて
どうせできないこと　また考えて

始まりなんて無い
思い出せない　思い出したくない

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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カラスが鳴いた　僕も泣いた
書きかけの手紙　重なる便箋
鉛筆が折れた　消しゴムもない
買いに行くなら　書かなくていいや

階段　信号　駅前　焦燥
閃光　怠惰　断腸と葛藤
雷鳴　悲鳴　曇天に動揺
つまらない　くだらない

泣いたって喚いてたって
聞こえない振りをしてるだけ
巻き込まれないように吠えて
檻からは出ない僕の歌


カラスが鳴いた　僕も泣いた
読まない手紙　重なる便箋
ビルの間で　踞る感傷
窓の反射で　立ち眩み失笑

階段　信号　駅前　焦燥
閃光　怠惰　断腸と葛藤
雷鳴　豪雨　曇天に動揺
つまらない　くだらない

泣いたって喚いてたって
世界は僕を置き去りにする
感情は異常な惨状
檻からは出ない僕の歌

一人でも大丈夫なんて
そんな格好つけるなって笑ってよ
最後まで意地張ったせいで


泣いたって喚いてたって
世界は僕を置き去りにする
自分で立って歩けぬなら
世の中の隅で消えるだけ

泣いたって喚いてたって
世界は僕を置き去りにする
感情は異常な惨状
神ならとっくに死んだ後

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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外灯の消えた帰り道
点滅が生命と被る
外套越しに風が刺さり
かじかんだ指先が痛む


毎日がとても早い
楽しいもつまらないもなくて
なんとなくが連続で
地面からですら転落しそう

浮き足だって前に立って
誰よりも急いで来たけど
足元掬われて一度転んだ
それから立てなくて

置いてかれる置いてかれた
誰よりも遅くなった
足元が見えない
真っ暗な夜の中

慣れたものさ、一人遊び
震える右手　左で抑える
赤い血管、吹き出す鮮血
死にたいけど、そんな勇気はない


月光放つ近所のピアノ
教養のない僕の最大値
生ぬるい風が僕に運ぶ
季節外れの金木犀

探したって見つかるわけない
もともとありはしないものだから
才能なんて憎悪の対象
不変的なパラメータ

慣れたものさ、言葉遊び
すでに完璧な悪ふざけ
知恵なんかない、あるフリしてるだけ
用意した縄、結んでほどいて
死にたいけど、そんな勇気はない


勝手に浮かれて勝手に期待
自惚れた自虐、無限のループ
命なんてもう質量査定
消え入りそうな肯定感

慣れたものさ、一人遊び
すでに完璧な悪ふざけ
孤独は嫌い、それしかできない
慣れたものさ、相対評価
抑えきれない動揺風景
死にたいけど、そんな勇気はない

作詞：あすけ / 作曲：おーすみ

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雪だるま並べて笑う子供たち
その横を通り過ぎる俯いた男
通り過ぎたその道はもう足跡だけ
残された彼らを振り向いて見てた

I'm fine today.
I'm fine today.
I'm fine today.
There's no addressing.
I can not start from here.
Because everything is also timid.
A snowman for me is seen as only a cruel monster in now.
Where do I go?
By oneself.


天気予報もたまには当たるもんだな
今日から明日は大雪の模様
傘は誰かにとられたんだろうか
雪はずっとずっと降り続いてる

I'm fine today.
I'm fine today.
I'm fine today.
There's no addressing.
I can not start from here.
Because everything is also timid.
A snowman for me is seen as only a cruel monster in now.
Where do I go?
By oneself.


どうしてもここには居たくないから
そんなわがままはもう聞き飽きたろ
傘はもう無いから濡れて帰ろうかな
あぁ、どこに


I'm fine today.
I'm fine today.
I'm fine today.
There's no addressing.
I can not start from here.
Because everything is also timid.
A snowman for me is seen as only a cruel monster in now.
Where do I go?
By oneself.

There is nothing here.
I can not start from here.
A snowman for me is seen as only a cruel monster in now.
Where do I go?
By oneself.


通り過ぎたその道にもう男は居ない
残された彼らは雪片に消えた

作詞：あすけ / 作曲：あすけ

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錆びた自転車と
新しい鉄道の鉄橋
消えない思い出
余計なものも付きまとった

日常は多少ピンぼけてきて
彼の憂鬱も色がついてく
さらに悪質な真っ暗闇を
地平線が運んでくる

空き缶は集めて金になるが
空しさはどこに持っていけばいい
つらさも涙も悲しい過去も
誰か買い取ってくれないの

笑ってよって言ったって
笑える理由なんて無かったね
地雷で吹き飛ぶ誰かの親友
いま、僕は歌を歌ってる
匿名の幸福の裏に
匿名の不幸がきっとあって
僕らが作った進化した世界
言い訳は皆で全部一緒


積もった瓦礫に
砂ぼこりで霞む視界
空から降った火薬の匂いが
花火だったらいいのにな

世界のどこか　所詮は他人
考えることは時間の無駄だ
見て見ぬ振りが僕の自己防衛
反吐が出るような僕の世界

笑ってよって言ったって
笑える理由なんて無かったね
かわいそうな君の断末魔が
いま、僕の耳をつんざく
遮蔽物だらけのこの世界で
どこからともなく聞こえる叫び
夕焼けの空に視線を向けた
土砂降り運ぶ雲が流れた


弱者で群れて知らないふりして
無関係として決め込んで
薄ら笑いすらしてみる
なんて僕らは卑怯者


笑ってよって言ったって
笑える理由なんて無かったね
かわいそうな君の断末魔が
いま、僕の耳をつんざく
遮蔽物だらけのこの世界で
どこからともなく聞こえる叫び
夕焼けの空に視線を向けた
土砂降りはもう、そこまで来てる

笑ってよって言ったって
笑える理由なんて無かったね
地雷で吹き飛ぶ誰かの親友
いま、僕は歌を歌ってる
匿名の幸福の裏に
匿名の不幸がきっとあって
僕らが作った進化した世界
言い訳は皆で全部一緒